第1回東京ユニット定期研修

 こんにちは。東京BSのヒラリーです。最近よかったことは、教えている中3生全員が第一志望の高校に合格したことです(私は学習塾で講師のアルバイトをしています)。

 そんなわけで個人的にはとてもご機嫌な中、3/3に4年目にしてついに東京ユニット初となる定期研修が開催できました。本ポータルはその報告、共有です。絵文字を使うのが極めて苦手なせいで真面目な文面になってしまいそうなのが心配ですが、まあどうにかなるだろうということで早速書いていきましょう。

 定期研修の会場はすみだリバーサイドホール。浅草駅から徒歩3分、あづま橋を渡って隅田川沿いに少し歩いたところにある施設です。会の準備の都合で朝の9時ごろに到着しました。とても晴れていて過ごしやすく、夜更かしの私は眠い目を擦りながらも「天気が良くてラッキー」などと思っていましたが、曰く花粉症の人にはしんどい気候だったらしいですね。

 さて、紹介が遅くなってしまいましたが、今回の定期研修のテーマは「私たちの目指す面談とはなにか、じっくり考える」です。普段のユニット定例では必然的に利用者さんが主体の話が多くなります。そのため、BSを主体にした思考の掘り下げが出来たらいいなという願いを込めてテーマを設定してみました。うまく成功していたらいいのですが。

 20人の東京BSが参加してくれた今回の定期研修は午前10時から午後4時まで実施しました。頭から順番に振り返ります。

アイスブレイク

 今回のアイスブレイクのための道具は、A4の紙がおよそ400枚(と、ゴミ袋)。紙だけで高いタワーを作る「ペーパータワー」というワークを実施しました。1チーム4人に30枚の紙と5分のシンキングタイムが与えられ、はさみやノリを使わずに高いタワーを作る方法を考えます。実際に作業できる時間は5分。短い時間で作業を行う計画性や役割分担の力が試されます。

この後崩れました(無常)

 単純な課題ではありますが、チームごとに制作の方針に違いが見えてとても興味深いものでした。安定感を求めて柱を増やしたり、逆に一発逆転を目指して細く高く積んでみたりとさまざまなアプローチがあります。1回目の振り返りを元に行った2回目の建設では、どのチームも最初の記録を超えることができました。

見事優勝したチーム④

講義

 机の上のタワーを崩しておやつをセットしたら、真面目な講義の時間になります。今回はにろさんから、BSに関係のあるCFCの事業の説明を行っていただきました。普段面談している利用者さんに事業について質問されたときに困ってしまう、という課題が以前から上がっていたからです。現在東京ユニットで面談が行われているCFC関東、マブチ、各自治体事業について、その給付要件や給付手続きの説明を聞き、みんなで整理する時間が中心となりました。そのほかにも職員さんの年間スケジュールを見て「ひぇ……いそがし……」となったり、仙台BSのイベント情報を知って「利用者と直接会う場は東京でもあっていいね」という声が上がる場面も。

 質問の時間には「途中で利用する事業を変更することはどれほど可能か?」など、鋭い質問がいくつも飛んでいてとても勉強になりました。

グループワーク

 最後にグループワークを行いました。テーマは「私たちが目指す面談とは何か」。たくさんのアイデアを付箋に書き出して模造紙に貼り付け、整理していく課題です。目指す面談と言っても内容は多岐に渡り、「BSが面談するときに気を付けたいこと」「心の持ちよう」「取り組む姿勢」などなどなど、たくさんの側面からの意見が上がりました。みなさんは「目指す面談」と言われたら一番最初にどんなことを想像するでしょうか。またワークの後半では班をシャッフルし、これまでに出た意見をさらに深める活動をしました。

 他の班の考えたことも共有してもらいに行くと、自分の班では思いもよらなかったようなアイデアがたくさん見られてとても得した気分になります。私が心に残った考え方を一つ上げるのなら、「傾聴」をスタート、「信頼関係の構築」をゴールに置いたモデルですね。私は過去にULとしての研修で何回かこの課題に取り組んだことがありますが、初めて得た意見だったからです。行う度に新しい発見を得られる実りのあるテーマだと感じます。

 終わった後BSのひとりが、「面白かったし勉強になりました!」と言ってくれて、私はとても安心しました。はじめてで手探りでの企画、また様々なアクシデントがあった中でしたが、当日無事に定期研修を執り行うことができて嬉しく思います。

 私は今年度でBSを辞すため、最後にひとつ東京ユニットに残していけるものができて誇らしく感じた、そんな定期研修でした。これから東京でも毎年開催できるよう、ラスト一か月で地盤を整えられるようがんばります。

 定期研修に参加していただいたみなさん、にろさんに入矢さん、本当にありがとうございました!

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One thought on “第1回東京ユニット定期研修

  1. 「私たちが目指す面談とは何か」
    深いテーマですねー!仙台のBSにもぜひとも聞いてみたい!
    どんなのが出たか気になりますね!!

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